映画・ドラマ感想ネタバレブログ

テレビと映画に育てられた昭和世代が作品を観て感じたことを書いています。ドラマレビューや視聴率・ドラマ関連情報もいち早くお届け。たまにネタバレも?

「この世界の片隅に」を見た感想

【監督】片渕須直(「ブラック・ラグーン」「マイマイ新子と千年の魔法」他)
【脚本】片渕須直
【原作】こうの史代(「夕凪の街 桜の国」)
【音楽】コトリンゴ

アニメ映画「この世界の片隅に」は制作費の大半をクラウドファンディングで賄った話題のアニメ映画です。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気になった能年玲奈こと「のん」が主人公のすず役の声優をしています。

ではまずはオフィシャル予告動画をご覧くださいませ。

こちらは海外版の予告編です。国内版と映像内容がちょっと違います。

主要登場人物

北條すず(CV:のん)

本作の主人公です。のんびりマイペースで、天然キャラの女の子が特徴です。
憎めない性格で皆から好かれています。

北條周作(CV:細谷佳正)

すずの夫で海軍の軍法会議所で録時として働いています。運動オンチで優しく温厚な性格です。

黒村径子(CV:尾身美詞)

周作の姉です。旦那と死に別れて離縁し、子供の晴美とともに北條家へ戻ってきています。

黒村晴美(CV:稲葉菜月)

径子の娘です。径子とともに北條家へ来てから、すずになついています。

白木リン(CV:岩井七世)

呉の繁華街の遊郭で働いていてすずが道に迷った際、すずに道案内して交流するようになった人物です。

と主要登場人物はこんな感じになります。

次に簡単なストーリーとあらすじです。

広島で3人兄弟(長男:要一、次女:すみ)の真ん中で、浦野家の長女として生まれ育った浦野すず(CV:のん)は、
天真爛漫でおっちょこちょいなのだが、純粋さを失わず、素直に成長していく。小さい頃から叔母の家で座敷わらしと交流したり、街に出た時に人さらいおばけに出くわしたり、日常的に非現実的な出来事も多かった
不思議系少女でもあった。

すずの特技は、絵を描くことだったが中学の時、クラスのガキ大将で幼馴染だった水原哲(CV:小野大輔)の
代わりに描いた海の風景が、(水原哲の名前で)絵画コンクールで受賞したこともあった。

そんなすずに転機が訪れたのは18歳の時。電車を乗り継いで広島から2時間程離れた呉の高台にある北條家の長男で、呉の鎮守府内の海軍軍法会議で「録時」として働いていたが北條周作(CV:細谷佳正)からの指名で、嫁入りすることになりました。

右も左も分からない中、祝言を挙げ、北條家へ嫁いだすず。姑である周作の姉である径子(CV:尾身美詞)は性格からなのか、すずにきつく当たってくる。慣れない中、頭にハゲができたりもするが、夫、周作のサポートなどもあり、すずは持ち前の明るさで、徐々に北條家にとけこんでいくのである。

夫の死後、離縁して実家に帰ってきたが径子の連れ子、晴美(CV:稲葉菜月)からはよくなつかれ、一緒に遊んだり、絵を描いたりと楽しく交流する毎日だった。

ある日、晴美が貴重な砂糖壺を水の中に流してしまったので、呉のヤミ市へ買いにでかけたすずは、その帰り道で道に迷ってしまうのである。そこで遊郭の白木リン(CV:岩井七世)とはじめて出会い付合いが始まった。

別の日に、軍法会議所での勤務が終わった周作と呉の町中で合流して、たまの夫婦水入らずの夕方を過ごしたすずは、周作から「やせた」と指摘され、妊娠の疑いから病院へ検診に行ったが、結局ただの夏バテによる体調不良だった。

昭和20年になると、いよいよ軍事基地がある呉にも空襲が頻発し、周作も家を3ヶ月間離れることになってしまう。
また、工廠で航空機エンジニアとして働く義父の円太郎(CV:牛山茂)も空襲で大ケガをして、町の病院に入院しているという事を知る。

晴美を疎開させるため、切符を購入する待ち時間の間に、晴美を連れて円太郎の見舞いに
出かけたすずだったが、その帰りに空襲に遭遇してしまう。

すぐ近くの防空壕で晴美と難を逃れたが、空襲が終わって防空壕を出た時に、時限爆弾が爆発し、晴美は死んでしまうが、すずは絵を描くための大切な右手を失った。径子からは「人殺し」となじられ、さすがのすずも自分を責め自暴自棄になってしまう。

7月に入ると、さらに戦況は悪化して北條家にも焼夷弾が落ちたり、至近距離から機銃掃射による空襲を受けたり、常に命の危険にさらされながら、「帰りたい」と周作に訴えるなど、不安定な心のまま毎日をすごすすずであった。

そして8月6日の朝。径子から、「人殺し」と非難されたことについて謝罪を受け、思いがけなく優しい言葉をかけられ、心がほぐされたすずだったが、和んだのもつかの間。広島で原爆が落ち、ものすごい地響きとキノコ雲を見て不安になるすずだった。

そして、終戦。

一家そろって玉音放送をラジオで聞いた北條家一家は「晴美・・・」と言って泣き崩れる径子。自宅裏の畑で泣き崩れたすず。終戦を区切りとして、その日、すずの義母、サン(CV:新谷真弓)はとっておきの白米を一家に振る舞った。

終戦後、進駐軍が占領を開始すると、軍で働いていた円太郎と周作はお役御免となり、自宅へと帰ってきた。浦野家では、原爆が落ちた日、母は即死、父は10月に病死。生きていたのは、に肉なことに放射能の後遺症で寝込んでいたすみ(CV:潘めぐみ)だけだった。

また、幼馴染の哲も無事に帰還していたが、その後姿をみかけたが、すずは敢えて声をかけなかった。

年が明け、街のベンチに座って握り飯を食べながら周作と話をしていると、ヨーコという小さな身寄りのない女の子が近寄ってきた。握り飯をヨーコに分け与えるすずだがそのまま、ヨーコは二人のあとをついてきて北條家でヨーコが新しい家族として迎えられようとしていた。

 

映画の感想(※ネタバレあります)

まずは声ですがすずの声優を務めたのん本人の「地」を活かした、天然系でふわっとしたあたたかみのある声色が、ぴったりはまっていました。本当にはまり役です。作品の良さを限りなく出してくれています。

内容ですが

すずという「普通の」女性から見た戦時中の生活風景を描き出しています。

基本的に主人公すずを通して見えている世界感です。戦時中の厳しい環境の中、人々が協力しあい、工夫して毎日の生活をしていき、懸命に生きていることが感じられます。すずという「普通の」女性が戦争の残酷さを余計際立たせています。

そして大切な人が亡くなっていく厳しい現実も感じられます。

残念なところは時間的にもう少しより詳しくストーリーにふれてほしかったです。

終演後、会場内から自然発生的に拍手が出てきりパンフレット購入に長蛇の列ができてました。

映画を楽しむためのアイテムはこれ

マンガ原作「この世界の片隅に」

平成の名作・ロングセラー「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。

公式アートブック

原作マンガのカラー複製原画ポスターも入った、プレミアムな一冊。

「のん、呉へ。2泊3日の旅」

映画『この世界の片隅に』主演声優のんが、作品の舞台となった、広島県呉市の各地を巡るフォトブック。

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

クラウドファンディングで話題沸騰のアニメ『この世界の片隅に』は、どのように作られたのか?その裏側を徹底解説したガイドブック。

ユリイカ

夕凪の街 桜の国

マイマイ新子と千年の魔法

昭和30年山口県国衙。新子は妹や友達と元気いっぱい。その懐かしく切ない日々を描くアニメ。

 

 

   

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